その時々の嵌りものについて、つらつらと思うまま書いています。
のんびりまったり更新中。
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春の夕焼け。 ~第2色~の続きです。
「そういえばさ、亜貴ちゃん」
乃凪の持ってきたケーキに蝋燭を灯し、まさに今吹き消そうという時になって、
思い出したように葛が言った。
「半年くらい前にこんなこと言ってたの覚えてる?」
「か、葛ちゃん!葛ちゃんの誕生日は特別だからっ!
何でも葛ちゃんの欲しい物あげるからっ。ね、落ち着いて!」
「え?ほんと?」
「うん。ほんと、ほんと」
「・・・なんでも?」
「うん。なんでも!」
沢登と乃凪の誕生日に、拗ねる葛を宥め賺すために言った言葉だ。
確かに言った記憶はあるが、今の今まで忘れていた亜貴は、
葛の記憶力に感心した。
「ごめんね。私、プレゼント何も用意してない・・・」
少し落ち込んだように言うと、葛はニッコリと微笑んで言った。
「大丈夫!だって、俺の欲しいものはね・・・」
真顔になった葛の顔が亜貴の耳元へ近づく。
「・・・・・・だよ」
みるみるうちに亜貴の顔が、夕焼けの色に染まっていった。
「亜貴ちゃん。ずっと一緒にいようね☆」
「うん。・・・葛ちゃん、大好き」
Fin.
乃凪の持ってきたケーキに蝋燭を灯し、まさに今吹き消そうという時になって、
思い出したように葛が言った。
「半年くらい前にこんなこと言ってたの覚えてる?」
「か、葛ちゃん!葛ちゃんの誕生日は特別だからっ!
何でも葛ちゃんの欲しい物あげるからっ。ね、落ち着いて!」
「え?ほんと?」
「うん。ほんと、ほんと」
「・・・なんでも?」
「うん。なんでも!」
沢登と乃凪の誕生日に、拗ねる葛を宥め賺すために言った言葉だ。
確かに言った記憶はあるが、今の今まで忘れていた亜貴は、
葛の記憶力に感心した。
「ごめんね。私、プレゼント何も用意してない・・・」
少し落ち込んだように言うと、葛はニッコリと微笑んで言った。
「大丈夫!だって、俺の欲しいものはね・・・」
真顔になった葛の顔が亜貴の耳元へ近づく。
「・・・・・・だよ」
みるみるうちに亜貴の顔が、夕焼けの色に染まっていった。
「亜貴ちゃん。ずっと一緒にいようね☆」
「うん。・・・葛ちゃん、大好き」
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