その時々の嵌りものについて、つらつらと思うまま書いています。
のんびりまったり更新中。
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Promise~第3色~の続き。
注意:1の冒頭で予告した人達が、会話の中に出てきます。
注意:1の冒頭で予告した人達が、会話の中に出てきます。
「あ、そういえば・・・」
しばし抱き合った後、亜貴が思い出したように口を開いた。
「ん?何?」
「あのね。さっき、風紀会議室の前で・・・」
今日は、風紀の集会の日だったので、委員ではない亜貴は、
会議が終わるのを廊下で待っていた。
「西村さんっていう、なんていうか・・・ちょっと怖い感じの男の人に・・・」
あ、あいつか・・・葛は、一人心当たりのある男を思い浮かべた。
「君が内沼先輩の彼女って人?って聞かれたよ」
「な、なんかされなかった?大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ・・・でも・・・」
そこまで言って、間を置いた。次の言葉を発するのを躊躇っているようだった。
「でも?」
葛に促され、亜貴は意を決したように顔を上げた。
「こう言ってた。『あの人、前にうちの姉さんにプロポーズまがいのことを
言ってたよ』って」
あのやろーっ、今度会ったらただじゃおかないと脳内でその発言の主を
ボコボコにしていると、
「その人って、西村あかり先輩のことだよね?」
と、亜貴に尋ねられて慌てる。
「いや、えっ?ち、ちがっ・・・」
「違うの?」
「え?いや、違わないけど・・・」
「やっぱり・・・」
そう言って落ち込んでしまう。
「だ、だからっ、亜貴ちゃん!聞いてっ。あのね、確かに西村のことは
気になってはいたけど、それだけでっ!プ、プロポーズっていうのは
あくまでも、じょ、冗談なんだからねっ」
「う、うん。わかってるよ。いくらなんでもプロポーズってのはね」
「そ、そうだよねぇ」
「でも、私が葛ちゃんのこと好きって言わなかったら、今でも西村先輩を・・・」
「そんなことないっ!!」
とんでもないことを口走りそうになる亜貴の言葉を遮るように、それを否定した。
しばし抱き合った後、亜貴が思い出したように口を開いた。
「ん?何?」
「あのね。さっき、風紀会議室の前で・・・」
今日は、風紀の集会の日だったので、委員ではない亜貴は、
会議が終わるのを廊下で待っていた。
「西村さんっていう、なんていうか・・・ちょっと怖い感じの男の人に・・・」
あ、あいつか・・・葛は、一人心当たりのある男を思い浮かべた。
「君が内沼先輩の彼女って人?って聞かれたよ」
「な、なんかされなかった?大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ・・・でも・・・」
そこまで言って、間を置いた。次の言葉を発するのを躊躇っているようだった。
「でも?」
葛に促され、亜貴は意を決したように顔を上げた。
「こう言ってた。『あの人、前にうちの姉さんにプロポーズまがいのことを
言ってたよ』って」
あのやろーっ、今度会ったらただじゃおかないと脳内でその発言の主を
ボコボコにしていると、
「その人って、西村あかり先輩のことだよね?」
と、亜貴に尋ねられて慌てる。
「いや、えっ?ち、ちがっ・・・」
「違うの?」
「え?いや、違わないけど・・・」
「やっぱり・・・」
そう言って落ち込んでしまう。
「だ、だからっ、亜貴ちゃん!聞いてっ。あのね、確かに西村のことは
気になってはいたけど、それだけでっ!プ、プロポーズっていうのは
あくまでも、じょ、冗談なんだからねっ」
「う、うん。わかってるよ。いくらなんでもプロポーズってのはね」
「そ、そうだよねぇ」
「でも、私が葛ちゃんのこと好きって言わなかったら、今でも西村先輩を・・・」
「そんなことないっ!!」
とんでもないことを口走りそうになる亜貴の言葉を遮るように、それを否定した。
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