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その時々の嵌りものについて、つらつらと思うまま書いています。 のんびりまったり更新中。
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内沼ED、数ヶ月後。
リトルエイドキャラが、会話の中に名前だけ
ほんとにちょっと出てきます(登場はありません)。


「私・・・なんで葛ちゃんだったんだろ・・・」
学校からの帰り道、亜貴はふと呟いた。
「へ!?」
亜貴の隣を並んで歩いていた葛は、その呟きを耳にし、
いつにも増して素っ頓狂な声をあげた。
「あ、亜貴ちゃん?」
「え?うわっ、葛ちゃん!!!」
声のする方に顔を向けると思ったより近くに葛の顔があり、
赤面してしまう。
「うわってぇ・・・」
子供の頃から慕い続けてきた葛と所謂恋人同士になって数ヶ月。
未だにその状況に慣れず、まともに顔を見ることすら出来ない。
「ご・・・ごめん・・・でも、だってぇ」
上目遣いに睨め付けると、
「ふふっ、亜貴ちゃん、かーわいーっ」
「もう・・・」
からかわれたことに気付いて亜貴は深く溜息をついた。
子供の頃は優しいお兄ちゃんだった葛は、今は少しいぢわるだ。
何かというと亜貴をからかって喜んでいる。
 
「で・・・何?」
突然、葛に質問されて亜貴は戸惑った。
「さっき、俺がどうとか言ってたでしょ?」
「あ・・・あぁ!」
さっきまで自分が思考を飛ばしていたことを思い出した。
「あ、もしかして、また思考飛ばしてたぁ?」
「う"・・・うん」
「もう・・・俺一人にしないでよね。淋しぃー」
そう言って、大袈裟に落ち込んでみせる。
「ごめんね。気をつける」
「うん。でも、俺も思考飛ばしちゃうこと結構あるし」
「え?そうなの?」
自分といる時の葛はそうは見えないなと亜貴は思った。
「うん。でも、亜貴ちゃんといる時は、あんまりないけどね」
自分の心を読まれたかと思ってドキッとした。
「だって、亜貴ちゃんに夢中だから☆」
臆せずにそんなこっぱずかしいことを口にする。
「か、葛ちゃん!!」
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