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その時々の嵌りものについて、つらつらと思うまま書いています。 のんびりまったり更新中。
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No colours,No life. ~第2色~の続きです。

「亜貴様!いつまで寝てらっしゃるのですかっ。いい加減起きなさいっ」
誰かに起こされたような気がして飛び起きた。
「・・・・・・」
見慣れたアパートの一室。自分以外の誰の姿も有りはしなかった。
「帰ってきたんだ・・・」
正直な気持ちを吐露した私に、リーディは契約を解く燐をかけ、
こちらの世界へ帰してくれた。
ともすると、全て夢だったのではないかとも思えるが、別れ際にルカが、
「私のこと、この世界のことを忘れないで」
と、言って渡してくれたキラキラひかる鉱物らしき物がこの手の中にある。
あちらにいた時間は、紛れもなく実際にあった出来事だ。

「そういえば、家賃とか払ってないのによく追い出されなかったな・・・」
数ヶ月前、この世界を去った時のままの部屋を見渡して思った。
「ま、とにかく学校へ行こっ!!」
問題は後回しにして、素早く制服に着替えて部屋を飛び出した。

「葛ちゃん!」
「あ、亜貴ちゃん。おは・・・う、うわっ」
校門前に愛しい人の顔を見つけて、思わず抱きついた。
「亜貴ちゃん。どうしたの?」
「あのねっ、葛ちゃん。私、すっごく会いたかったよ!」
訝しげな葛ちゃんに抱きついたまま、今一番伝えたいことを告げた。
「へ?」
「だからぁ、すっごく会いたかったの!」
「あの・・・そう言ってくれるのは、凄く嬉しいんだけどぉ・・・
一昨日も昨日も毎日会ってるじゃない?」
思ってもみないことを言われて驚いた。
「え?あの・・・きょ、今日って何月何日?」
返ってきた答えは、異世界へ旅立った日の翌日だった。
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