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その時々の嵌りものについて、つらつらと思うまま書いています。 のんびりまったり更新中。
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No colours,No life. ~第1色~の続きです。

「おぉ、亜貴。久しぶりじゃな」
メルディシアへ戻ってからも、こちらの言葉がわからない私のために、
未だに時代がかった変な日本語をリーディは話していた。
「リーディ・・・久しぶり」
「会いたかったぞ。お主はどうじゃ?」
「え?あ・・・あぁ、そうだね」
リーディには悪いと思いつつも、気のない返事をしてしまう。
「・・・亜貴。会えなかった数週間、余が何をしていたかわかるか?」
「え?王様になるための勉強じゃないの?」
リーディの質問の意味がよくわからなかった。
「うむ。もちろん、それはそうなのじゃが・・・」
一旦言葉を切り、リーディは私の顔を見つめる。その真剣な様子に、
私もリーディを見つめ返した。
「燐の鍛錬をしておった」
「燐・・・?」
リーディは、燐が苦手だった。王になるためには燐の上達も必要なはずだ。
でも、何かが違う気がした。
「うむ。お主のために燐を自在に使えるようになりたかったのじゃ」
「私のため・・・?」
私のために燐の鍛錬をするとはどういうことなのだろう。
「亜貴、余はお主が好きじゃ。お主に愛してもらいたいと思っておる」
「・・・・・・」
リーディのまっすぐな言葉に思わず俯いてしまった。
「でも、お主は違うのだろう?」
「え?」
「正直に答えてはくれまいか?亜貴、お主はどうしたいのじゃ?」
そう問いかけられて少し躊躇ったが、リーディの顔をしっかりと見ながら答えた。
「私は・・・葛ちゃんが好き。あの人のいる世界へ帰りたい」
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