その時々の嵌りものについて、つらつらと思うまま書いています。
のんびりまったり更新中。
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内沼ED後。
ノリちゃんはいません。
ノリちゃんはいません。
「ねぇ、葛ちゃん・・・」
衣替えの季節だというのに汗ばむ陽気の10月初め。
いつものように二人並んで歩く、学校からの帰り道。
ふと、亜貴が声をかける。
「え、なぁに?亜貴ちゃん」
「あのね。来週、乃凪先輩の誕生日よね?」
今ここにはいない友達らしき(笑)人物の名を出されて、とたんに不機嫌になる。
「えぇーっ、そうだっけぇ?」
「うん。確か、7日だったと思うんだけど・・・」
「俺がノリちゃんの誕生日覚えてると思う?亜貴ちゃん」
「そ、そうだよねぇ・・・」
自分のことを自分でよくわかっている恋人の言葉に思わず苦笑してしまう。
「で、ノリちゃんの誕生日がどうかしたの?」
言葉を失っている亜貴に、内沼が助け船を出す。
「あ、うん。何か、プレゼントしたいなーと思って。何がいいと思う?」
「えぇーっ、ノリちゃんにプレゼントぉ。そんなの亜貴ちゃんがすることないよっ」
我に返った亜貴の言葉に、内沼が不満の声を漏らす。
「でも・・・乃凪先輩には、色々とお世話になっちゃったし・・・」
「俺だってまだ亜貴ちゃんに誕生日プレゼント貰ったことないのに、なんで
ノリスケが貰えるんだよ。第一、ハゲスケなんか、今ここにいないくせに・・・
目の前にいる俺より薄男の方が先だなんて、亜貴ちゃんほんとは薄男が・・・」
亜貴の言い訳も聞こえてないようで、内沼は独り言をぶつぶつと言い続けている。
『あぁ、もう。しょうがないなぁ・・・』と亜貴は、心の中で呟いた。
つい先月も似たようなやりとりをしたような気がする。
仕方なしに、切り札を使うことにした。
「葛ちゃん!葛ちゃんの誕生日は特別だから。あと何ヶ月か我慢して、ね?」
そう言って、ニコッとする。
「亜貴ちゃん!!」
彼女の満面の笑みに感動して、思わず抱きしめた。
「うん。俺の誕生日は特別だよね!」
「そう、それに、お楽しみは最後までとっておいたほうがいいでしょ?」
「うんうん、そうだよね。俺、我慢するっ!」
「じゃぁ、乃凪先輩のプレゼント何がいいか、葛ちゃんも一緒に考えて、ね?」
自分の恋人が単純であることに感謝しながら、話を先に進める。
「うん。そうだなぁ・・・」
衣替えの季節だというのに汗ばむ陽気の10月初め。
いつものように二人並んで歩く、学校からの帰り道。
ふと、亜貴が声をかける。
「え、なぁに?亜貴ちゃん」
「あのね。来週、乃凪先輩の誕生日よね?」
今ここにはいない友達らしき(笑)人物の名を出されて、とたんに不機嫌になる。
「えぇーっ、そうだっけぇ?」
「うん。確か、7日だったと思うんだけど・・・」
「俺がノリちゃんの誕生日覚えてると思う?亜貴ちゃん」
「そ、そうだよねぇ・・・」
自分のことを自分でよくわかっている恋人の言葉に思わず苦笑してしまう。
「で、ノリちゃんの誕生日がどうかしたの?」
言葉を失っている亜貴に、内沼が助け船を出す。
「あ、うん。何か、プレゼントしたいなーと思って。何がいいと思う?」
「えぇーっ、ノリちゃんにプレゼントぉ。そんなの亜貴ちゃんがすることないよっ」
我に返った亜貴の言葉に、内沼が不満の声を漏らす。
「でも・・・乃凪先輩には、色々とお世話になっちゃったし・・・」
「俺だってまだ亜貴ちゃんに誕生日プレゼント貰ったことないのに、なんで
ノリスケが貰えるんだよ。第一、ハゲスケなんか、今ここにいないくせに・・・
目の前にいる俺より薄男の方が先だなんて、亜貴ちゃんほんとは薄男が・・・」
亜貴の言い訳も聞こえてないようで、内沼は独り言をぶつぶつと言い続けている。
『あぁ、もう。しょうがないなぁ・・・』と亜貴は、心の中で呟いた。
つい先月も似たようなやりとりをしたような気がする。
仕方なしに、切り札を使うことにした。
「葛ちゃん!葛ちゃんの誕生日は特別だから。あと何ヶ月か我慢して、ね?」
そう言って、ニコッとする。
「亜貴ちゃん!!」
彼女の満面の笑みに感動して、思わず抱きしめた。
「うん。俺の誕生日は特別だよね!」
「そう、それに、お楽しみは最後までとっておいたほうがいいでしょ?」
「うんうん、そうだよね。俺、我慢するっ!」
「じゃぁ、乃凪先輩のプレゼント何がいいか、葛ちゃんも一緒に考えて、ね?」
自分の恋人が単純であることに感謝しながら、話を先に進める。
「うん。そうだなぁ・・・」
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