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その時々の嵌りものについて、つらつらと思うまま書いています。 のんびりまったり更新中。
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贈り物 ~第2色~の続き。
やっと、主役が出てきます。

「あ、いた!沢登先輩!」
その日は朝から沢登を捜していたが、なかなか会うことができなかった。
「会おうと思わない時は、会っちゃうのにね」と、呟いていると、
「わはは。なんだい?僕に用かい?」
離れた所にいたはずのその人の顔が目の前にあった。
「ひぃぃぃっ!沢登先輩、ち、近すぎますっ」
「そうかい?このくらいの距離が、コミュニケーションをとるには良いのだがね」
と、言いながら、数歩後ずさる。
「あ、そだ。先輩、明日お誕生日ですよね?一日早いんですけど、
これ、プレゼントです」
「なんだい。そういうことなら、呼んでくれたらもっと早く参上したのだが。
まあいい。ありがたく、受け取っておこう」
「葛ちゃんと乃凪先輩にも、何がいいか一緒に考えてもらったんですよ」
「ほう。ヌイくんとナイくんがか・・・あの二人も水くさいじゃないかッ」
プレゼントのことは内緒にしておいたらしい。
尤も、そんな話をしようものなら、藪蛇になりかねないということかもしれないが。
「ありがとう。では、お礼に僕の舞を・・・」
「遠慮します」
沢登が言い終えないうちに辞退する。
「相変わらず、鬼ッ子だねぇ、君は。まあ、そこが君のいいところでもあるが」
「褒め言葉と受け取っておきます」
「それじゃ、僕は失礼するよ。わははははははははははッ」
矢も止まらぬ早さで走り抜けていく。
「うわぁ、踊りながら走ってるのに、相変わらず速いなぁ」


「さて、依藤くんは何をくれたのかな?」
一人になったところで、可愛い包みを開けてみる。
「ほぅ。これは・・・なかなかわかってるじゃないか」

                                                                                                                                Fin.
 
 
 
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